赤ちゃんが生まれると毎日何度も使うおむつ。
初めての育児では「どれくらいの枚数を準備すればいいの?」と不安になる方も多いですよね。
この記事では、新生児期に必要なおむつの枚数を1日・1週間・1カ月ごとにわかりやすく紹介します。買いすぎ・買い足しのタイミングや節約のコツまで、実際のママの声を交えながら詳しく解説していきます。
新生児のおむつ、実際どれくらい必要?まずは全体の目安をチェック
出産準備で迷うポイントのひとつが「おむつの枚数」。足りないと困るし、買いすぎてももったいないですよね。ここでは、初めてのママやパパでもわかりやすいように、1日の目安から1カ月分のストックまで丁寧に解説します。おむつの使う量は、赤ちゃんの成長スピードや季節によっても変わるので、平均値を知っておくと安心です。
①結論|1カ月で約300〜350枚が平均!
新生児期は排泄の回数がとても多く、1日に8〜12回ほどおむつを替えるのが一般的です。授乳のたびに替えることも多いため、1日あたり約10枚使うと考えておくと良いでしょう。つまり、1カ月で約10枚×30日=300枚前後が目安になります。赤ちゃんによっては体調や授乳量で増減するので、少し多めに準備しておくと安心です。
②1日・1週間・1カ月の目安表
| 期間 | 枚数の目安 | コメント |
|---|---|---|
| 1日 | 約8〜12枚 | 授乳やうんちのたびに交換 |
| 1週間 | 約60〜80枚 | 買い置きの目安に最適 |
| 1カ月 | 約300〜350枚 | 初回購入の参考に! |
この表を目安にして、1週間分ずつストックを確保するのがおすすめです。
急に使う量が増えたときにも、慌てず対応できます。
③増減する要因
- 母乳・ミルクの量が多いとおしっこの回数も増える
- 夏場は汗をかくため交換回数が増えることも
- 体重が増えてサイズが合わなくなると、交換頻度が変わることも
- 夜間の授乳間隔が長くなると使用量が少し減る傾向も
1日の交換ペースとリアルな過ごし方
①昼と夜で交換回数はどのくらい違う?
昼は授乳やうんちのたびにこまめに替えることが多く、4〜6回が目安です。特におしっこや汗で蒸れると肌トラブルの原因になるため、清潔を意識してこまめにチェックしましょう。お昼寝の前や授乳後に1枚替えるだけでも、赤ちゃんの快適さがぐっと違います。夜は眠りを優先しつつも、2〜3回程度の交換を意識。長く寝るようになった時期でも、漏れやかぶれ防止のために中間で一度様子を見ると安心です。
②うんち対応のタイミングとコツ
新生児期はうんちの回数も多く、1日5〜6回になることもあります。授乳の直後や寝起きなどに出ることが多いため、リズムをつかむとスムーズです。肌荒れを防ぐためには、気づいたらすぐ交換が基本。
おしり拭きの摩擦を減らすため、ぬるま湯で優しく拭いたり、乾燥を防ぐワセリンを薄く塗っておくのもおすすめです。おむつ替えのときに「すっきりしたね」と声をかけてあげると、赤ちゃんも安心します。
③おむつかぶれ・肌トラブルを防ぐコツ
- おしり拭きの使いすぎに注意。刺激を減らすため、ぬるま湯でコットンを使う方法もおすすめです。
- 交換後は少し乾かしてから新しいおむつを。おしりを軽く扇いで乾かすだけでも通気性が上がり、かぶれ予防になります。
- ワセリンやベビーオイルなどで保護膜を作るのもおすすめ。おむつ替えごとに少量塗ってあげると肌を守れます。
- 肌トラブルが出たときは、すぐに別のブランドに変えて様子を見るか、小児科で相談を。
④夜中の授乳とおむつ替えの関係
授乳前に替えると、すっきりした状態でよく飲んでくれる赤ちゃんも多いです。夜中でも2〜3回は替えることを意識しましょう。特に長時間寝るようになった頃は、吸収力の高い夜用タイプを使うと漏れ対策になります。
寝ぼけているときに替えるコツは、部屋を暗く保ち、静かに優しく声をかけることです。そうすることで、再びスムーズに眠りにつけます。
⑤パパ・ママで分担する時のポイント
おむつ替えを一緒にすることで育児の連帯感もアップ。夜は交代制にすると、ママの睡眠時間も確保できます。おむつ替え担当を日ごとや時間ごとに分けておくと負担が偏らず、協力しやすくなります。交換のたびに赤ちゃんに声をかけながら笑顔で対応することで、親子の信頼関係も自然と育まれます。
初期ストックとサイズ選びのコツ
①最初に買うならどれくらいが安心?
初めての購入は**2〜3袋(約200〜300枚)**が目安です。生後間もない頃はおむつ替えの回数が予想以上に多く、あっという間に減ってしまうこともあります。最初の1カ月間は「買い足しのタイミングをつかむ練習期間」と考えると良いでしょう。
メーカーや赤ちゃんの体格によって吸収力やフィット感が異なるため、初めのうちは複数のブランドを少量ずつ試して、自分たちに合うものを見つけてください。ストックは直射日光の当たらない場所に保管すると品質を保ちやすくなります。
②新生児→Sサイズへの切り替えタイミング
体重が4〜5kg前後になるとSサイズに移行する子が多いですが、個人差があります。太ももがきつくなってきたり、テープが外側に届かなくなってきたらサイズアップのサインです。逆にまだゆるい場合は、漏れやすくなるので少し様子を見ましょう。
季節や衣類の厚みでもフィット感が変わるため、1日に数回は状態をチェックするのがおすすめです。サイズ切り替えの前後は、旧サイズを使い切るために夜や外出時だけ新しいサイズを試すなど、無駄のない使い方もできます。
③メーカーによるサイズ感・吸収力の違い
パンパース、ムーニー、メリーズなどの主要メーカーは、それぞれ特徴が異なります。パンパースは薄くて通気性が良く、外出時にも持ち運びやすいのが魅力。ムーニーはふんわりした触り心地で、敏感肌の赤ちゃんにも人気です。
メリーズは吸収力が高く、長時間使ってもさらっとした肌触りが特徴。ほかにもナチュラル素材にこだわった製品や、テープの伸縮性が高いタイプもあります。まずは1袋ずつ試して、赤ちゃんの肌に合うブランドを選びましょう。
④新生児サイズを使う期間の目安
平均で生後1〜1.5カ月ほど使用する家庭が多いです。短期間なので、大量ストックよりもこまめな買い足しが◎。ただし赤ちゃんの体重や出生時の大きさによっては、数週間でSサイズに移行するケースもあります。新生児サイズは小さく可愛らしいですが、使う期間が短いので買いすぎないよう注意しましょう。
気温や衣類の厚み、授乳間隔などでも使用枚数が変わるため、1袋ずつ買い足しながら調整するのが安心です。おむつ交換時に太ももに赤い跡が残る、テープが届かなくなってきた場合は、サイズアップのサインです。
⑤テープタイプとパンツタイプの違い
新生児期は動かないのでテープ型が基本です。テープタイプはおへそ部分を避けて貼れるため、へその緒が取れる前の時期にも安心して使えます。寝返りを始めたり足をバタバタさせるようになったら、パンツ型に切り替えるのがおすすめ。
パンツタイプは動きやすく、ズレにくいので漏れ対策にもなります。外出先での交換も簡単で、成長に合わせて徐々に移行していくとスムーズです。
⑥試供品・お試しパックを上手に活用する方法
産院やベビーイベントでもらえる試供品で比較するのもおすすめ。肌への合う・合わないを確認できます。複数のブランドを試すことで、通気性・吸収力・テープの貼りやすさなどを比べられます。
サンプルはお出かけ時の予備としても便利に使えるので、ストックしておくと意外と重宝します。
シーン別|おむつの必要枚数ガイド
①季節別(夏・冬・湿度)による使用量の違い
- 夏:汗をかきやすく、かぶれ防止で交換頻度アップ。おしりのムレを防ぐために、通気性の良いおむつや吸水シートを選ぶのもおすすめです。エアコンの風が直接当たらないように調整して、肌を守りましょう。
- 冬:暖房で乾燥気味。おしり拭き後の保湿ケアが重要です。加湿器を併用したり、おむつ替えのあとに保湿クリームを塗ってあげると肌荒れ防止になります。寒い季節は交換時におしりを冷やさないよう、温めた手でやさしく触れることも大切です。
②外出・健診・おでかけ時の持ち歩き目安
短時間でも3〜5枚は持って行くと安心。長時間外出なら1時間に1枚ペースで準備を。外出先では交換できる場所が限られているため、少し多めに持っていくのが安心です。ビニール袋やおむつ替えシートをセットで持ち歩くと、急なトラブルにも対応しやすくなります。
バッグの中には清潔な予備の服も1セット入れておくと安心です。
③里帰り・入院中に必要な枚数と準備のコツ
病院によっては支給される場合もあるので、事前確認をしましょう。支給されない場合や追加で必要なときのために、自宅分として**1袋(約90枚)**を用意しておくと安心です。入院中は慣れない環境で交換のタイミングがずれやすいため、余裕をもったストックが大切です。
さらに、実家への里帰り時にはおむつ替えスペースやゴミ箱の準備も忘れずに整えておきましょう。
④双子・ミルク量が多い赤ちゃんの場合
単純に2倍以上使うこともあります。双子育児ではおむつの消費スピードが非常に早く、1日で1袋近く使うケースも珍しくありません。ストックの置き場所を確保して、週ごとに補充できるようにしておくと安心です。
まとめ買いや定期便を上手に活用し、ポイント還元を利用すると節約にもつながります。また、兄弟がいる家庭では、サイズや銘柄を共有できるか確認しておくと無駄が減ります。夜間や外出用に吸収力の高いタイプを組み合わせると、手間も軽減されます。
⑤災害・停電時の備蓄枚数と保管方法
非常時用として3〜5日分(約40〜60枚)のストックを用意しておきましょう。災害時は補充が難しくなるため、余裕を持った備蓄が大切です。密閉袋や収納ボックスで湿気対策を忘れずに行い、直射日光や高温多湿の場所を避けて保管します。
定期的に賞味期限のように「入れ替え日」を決めておくと、古くならずに使い切れます。防災リュックの中にも、ミニパックや個包装タイプのおむつを入れておくと非常に便利です。赤ちゃん用のウェットティッシュや消臭袋も一緒にまとめておくと、避難時でも安心です。
⑥チェックリスト付き:持ち歩き・非常用リスト
- おむつ5〜7枚(外出時間に応じて調整)
- おしり拭き(ミニパック)
- ビニール袋(使用済み用・消臭タイプがおすすめ)
- おむつ替えシート(防水タイプ)
- 手口拭き・除菌ジェル
- 着替え1セット(肌着・ロンパースなど)
- 予備のマスクやティッシュ類 このように準備しておくことで、突然の外出や災害時でも落ち着いて対応できます。
おむつの買い方・節約術・NG例
①箱買い・バラ買いの使い分け
最初はバラ買いでメーカーやサイズを確認しましょう。赤ちゃんによって肌への合う・合わないが異なるため、少量で試すのが安心です。合うものが決まったら、箱買いでお得にまとめ購入を。
特に通販サイトではまとめ買い割引やクーポンがあるため、定期的にチェックすると節約につながります。また、保管スペースが限られる場合は、1〜2箱ずつ小分けで購入するのもおすすめです。
②ドラッグストアと通販の価格比較ポイント
- ポイント還元率(ドラッグストアでは5倍デーを狙うとお得)
- 定期便割引(Amazonや楽天では最大15%オフも)
- 配送料無料ライン(一定金額以上で送料無料) これらを比較して、一番コスパの良いショップを選びましょう。地域によっては地元スーパーの特売が意外と安いこともあるため、実店舗とオンラインを併用するのがベストです。特に大型セール時はクーポンとポイントを組み合わせることで、1袋あたり数百円の差が出ることもあります。
③ポイント・定期便・セールを賢く活用する方法
Amazon定期便や楽天の買いまわりを利用すれば、自然と節約できます。定期便は配送周期を変更・停止できるため、在庫が多すぎるときにも安心。
さらに楽天スーパーDEALなどの高還元キャンペーン時にまとめて購入すれば、ポイント還元で実質価格を大幅に下げられます。クーポンアプリを活用して、ドラッグストアでの購入時に追加割引を受けるのもおすすめです。
④ありがちな失敗例と回避策
- サイズアウト前に大量買いしてしまうと、未使用のまま残ってしまう
- 収納スペースが足りず保管に困るケースも多い
- 新しい銘柄に変えたら肌トラブルが起きた →まずは少量で試すのが鉄則です。さらに、購入前に口コミやレビューを確認しておくと、失敗のリスクを減らせます。おむつは湿気や直射日光で劣化しやすいため、保管場所も工夫が必要です。クローゼットや押し入れの奥ではなく、風通しの良い場所に収納しましょう。また、買いすぎ防止のために「次に買うタイミング」をスマホのメモなどに記録しておくのもおすすめです。
⑤もらい物・サンプルの上手な使い道
お出かけ用バッグに入れたり、夜用・災害時用として取っておくと無駄なく使えます。さらに、肌に合わなかったブランドでも、短時間の外出やお風呂上がりの一時的な使用に回せば無駄になりません。
サンプルは実際の使い心地を比較できる貴重なチャンスなので、メーカーごとに吸収力や柔らかさの違いを体感してみましょう。使い切れない分はママ友に譲ったり、防災バッグに入れておくのもおすすめです。
よくある質問(FAQ)
①夜だけ多めにストックしたほうがいい?
夜はまとめて寝ることが増えるため、漏れ対策として少し多めに用意しておくと安心です。夜中に何度も起きて替えるのは大変なので、吸収力の高い夜用おむつを準備するのもおすすめ。朝まで快適に過ごせるように、通気性やフィット感を確認しながら使い分けましょう。
さらに、寝室やベビーベッドの近くに小分けでストックしておくと、深夜でもスムーズに交換できます。
②布おむつとの併用はあり?
もちろんOKです。おうちでは布、外出時は紙おむつと使い分ける家庭も増えています。布おむつは通気性がよく、肌トラブルが起きにくいメリットがあります。一方、紙おむつは持ち運びやすく、お出かけ時の手間を減らせます。
両方を上手に併用すれば、経済的にも環境的にも負担を減らせます。慣れてきたら、日中は布・夜は紙おむつなど、ライフスタイルに合わせて自由に調整してOKです。
③余った新生児サイズの使い道
- 寄付やフリマアプリで譲る(未開封なら需要があります)
- 外出用の予備にして持ち歩きバッグへ
- 吸水力を活かして掃除シート代わりに使う(窓や洗面台の水気取りにも便利)
- トイレトレーニング前の応急対応や旅行時にも活用可能 余ったおむつもアイデア次第でいろいろな使い道があります。湿気が少ない場所に保管しておけば、後から別の用途に回せて無駄になりません。
④うんち漏れ・背中漏れの原因と対策
サイズが小さい・おむつが緩いのが主な原因です。テープを斜め下に締めてフィットさせると、背中部分の隙間ができにくくなります。うんち漏れが頻発する場合は、ワンサイズ上を試してみるのも有効です。また、背中側のギャザーをしっかり立たせることもポイント。
赤ちゃんを寝かせたまま交換する際は、少し腰を浮かせるようにしておむつを差し込むと、背中のフィット感が高まります。季節によっても漏れやすさが変わるため、肌着の厚みや汗の量に応じておむつの種類を選ぶのもおすすめです。
⑤おむつ替えで赤ちゃんが泣くときの対応法
手を温めてから触れる、声かけをしながら替えるなど、安心感を与えるのがコツです。赤ちゃんは急な温度変化や不安な雰囲気に敏感なので、静かなトーンで「今替えるね」「きれいにしようね」と優しく伝えましょう。
おむつ替えシートを少し温めておく、明るすぎない照明で行うなど、環境を整えると泣く頻度が減ります。おむつ替えの時間を“スキンシップの時間”と考え、笑顔で優しく話しかけることで、赤ちゃんに安心感を与えられます。
まとめ|新生児おむつは「少し多めに、でも買いすぎない」が安心
①1日・1週間・1カ月の必要枚数まとめ表
| 期間 | 枚数の目安 | 補足メモ |
| 1日 | 約8〜12枚 | 授乳やうんちのたびに交換するのが目安 |
| 1週間 | 約60〜80枚 | ストックの計画を立てやすい単位 |
| 1カ月 | 約300〜350枚 | まとめ買いするならこの範囲が安心 |
「思っていたよりも多い!」と感じる方もいるかもしれませんが、最初の1〜2カ月は赤ちゃんの排泄サイクルが安定しないため、やや多めに準備するのが安心です。おむつの減り方を観察して、週単位で調整するとストック管理がぐっと楽になります。
②買いすぎ防止・買い足しのタイミング3つのコツ
- まずは2〜3袋で様子を見る。使うスピードを確認してから追加購入を。
- サイズアップの兆しが出たら在庫チェック。テープが外側に届かなくなったり、太ももに跡がついたら切り替え時期です。
- 定期便は一時停止できるものを選ぶ。柔軟に配送周期を調整できるサービスを使うと、在庫過多を防げます。
さらに、セールやキャンペーンの時期を狙って買い足すのもおすすめです。おむつは軽いわけではないため、ネット通販の送料無料ラインを活用するだけでも負担を減らせます。
③赤ちゃんに合うおむつを見つけるヒント
肌へのフィット感・漏れにくさ・通気性などを観察して、我が子に合うおむつを見つけましょう。おむつは赤ちゃんの肌に直接触れるものなので、素材や形の違いを丁寧にチェックすることが大切です。おしっこのサインラインやテープの伸び具合、腰まわりの柔らかさなど、メーカーによって特徴が異なります。
肌トラブルが起きやすい子には通気性の高いタイプを、夜間長く使いたい場合は吸収力が高いタイプを選ぶと快適です。また、季節ごとに使い分けるのもおすすめ。夏は通気性重視、冬は保温性を意識すると快適に過ごせます。もし迷ったら、少量パックで複数試し、赤ちゃんの反応や肌の様子を観察しましょう。
④最後に:不安になりすぎず“柔軟に調整”が一番大切
赤ちゃんの成長や生活リズムに合わせて、少しずつ調整すれば大丈夫。焦らず、無理せず、ゆっくり慣れていきましょうね。育児には「正解」はなく、家庭ごとにぴったりのペースがあります。おむつ替えの回数も赤ちゃんによってさまざまなので、周りと比べすぎず、日々の変化を楽しむ気持ちで向き合いましょう。
大変な時期も、少しずつ慣れていくうちに自然と手際がよくなり、親子の絆も深まっていきます。

